たくさん生徒さんが集まっても、もっと生徒さんを集めないと収入がない…という先生を
お見かけします。
この先生に共通していえることがあります。
今回は、レッスン料金についてお伝えしていきますね。
目次
あなたのレッスン料金、安すぎない?
まず、生徒さんがたくさん集まっても、収入が割に合わないという先生は、
レッスン料金が安く設定されていることが大きな原因です。
例えば、ピアノ教室で月3~4回の個人レッスンの場合、
3,000~7,000円で設定されている先生がいらっしゃいます。
この料金設定、教室なら赤字ですよね?
例え自宅教室でも、時間に換算すると、割に合わないのではないでしょうか?
実際に、例を用いますね。
先程のピアノ教室の場合、
月4回でレッスン料金が4,000円と、月2回でレッスン料金が8,000円の場合と
比較してみましょう。
どちらも、生徒さんが20人の場合。
月4回でレッスン料金が4,000円 × 20人 = 8万円
月2回でレッスン料金が8,000円 × 20人 = 16万円
このような結果になります。
先生の収入が2倍の8万円もの差額になりましたよね?
しかも、先生の時間は半分に減っています。
ワンレッスンに換算すると、以下になります。
月4回でレッスン料金が4,000円 ⇒ 1レッスン1,000円
月2回でレッスン料金が8,000円 ⇒ 1レッスン4,000円
1レッスンにつき3,000円もの差額が出てきます。
何が大切なのかを考えること!
多くの先生が、他教室と差別化させるために、料金の低価格を考えられます。
しかし、レッスン料金を他の教室より安く設定するのが、先生にとって、生徒さんにとって
果たして良いのでしょうか?
もし低価格であれば、先生の脳内では・・・
レッスン料金の分をレッスンしたら良い
生徒数を増やせればとうにかなる
となっています。
全ての先生にいえることではありませんが、
生徒数が増えると、レッスンの質というものも落ちてきます。
ですので、レッスンの質が低下して、最悪の場合、生徒さんの満足度も低下してしまうことに
なりかねません。
では、生徒さんの脳内ではどうでしょう?
おそらく、
他の教室より安い教室がないかな?
と、教室選びの判断基準が料金のみになっています。
このような生徒さんは、もし先生の近隣に低価格の教室ができたら、
迷いなく、そちらの教室に行かれます。
なぜなら、料金で教室を選ばれるから。
なので、せっかくご入会されたとしても、長続きはされません。
レッスンの低価格化は生徒さんにとって、プラスと思われがちですが、
実は、先生、生徒さん両者にとって、マイナスになってしまうのです。
レッスン料金は〇〇料金にすべき!
先生としても、低価格だから教室に入会されるということは、嬉しくありませんよね?
なぜなら、先生の教室が料金だけで判断されているから。
料金で判断される生徒さんは、必ずと言っていいほど、1円でも安い他社の教室が現れると、
退会されます(笑)
大切なのは、先生のレッスンに価値を感じてもらうことです。
そのためには、レッスン料金を適正料金にするべきです。
適正料金にすると、人数を増やさなくても、少人数で質の良いレッスンができます。
これは、先生にとっても、生徒さんにとってもプラスですよね?
生徒さんも質の良いレッスンが受けられるので、「この教室に通う!」となるわけです。
例え、近くに低価格の教室ができたとしても。
これは、先生のレッスンに価値を感じてくれているからです。
このような生徒さんは、長く通っていただけます。
ですので、先生のレッスンに価値を感じてくれる生徒さんを集めるべきです。
でも、レッスン料を上げると、入会してくれないのでは・・・?
とは、わかっていても、やはりレッスン料金を上げるのには勇気がいることだと思います。
そのような先生は、お金についてのブレーキがかかっています。
少し考え方を変えてみましょう!
私のレッスンを生徒さんが受けると、〇〇になれる!
そのためには、質の良いレッスンをするべき!
なので、レッスン料金も適正料金を払っていただく!
このように、考え方を少しずつ変えてみましょう。
すると、生徒さんが適正料金を払って頂いているので、
「私のレッスンももっと質を上げていかないと!」
という気持ちになるはずです。
このように、少しずつお金のブレーキを外していくことも、教室経営では必要なことです。
あなたのレッスン料は〇〇金額になっているか?【まとめ】
いかがでしたか?
あなたのレッスン料は、適正料金になっていましたか?
他教室との比較で、レッスン料金を決めていた先生は、今一度考え方を変えてみましょう!
本当に、先生・生徒さんにとって良いことは何なのかを考えてみると、
お金のブレーキも徐々に外れてきますよ!